「学資保険を解約した方が良いって聞いたけど実際どうなんだろう、、、」とお悩みではないでしょうか？

学資保険は銀行に預けるよりも利息が大きいですが、他の投資制度と比べると見劣りしてしまいます。

今回の記事では学資保険を解約すべきか、また学資保険の代わりに何が人気なのかを主に解説しています。

1. 学資保険を解約するべきか解る
2. 学資保険のメリット・デメリットを解説

そもそも学資保険とは

学資保険の仕組み

学資保険とは、子供の教育資金を目的とした保険商品です。将来の学費を確保するため、保険料を納め続けることで、子供が大学や専門学校に入学するタイミングで一定の保険金が支払われる仕組みになっています。

学資保険のメリット

1. 約束された利息が手に入る
2. 契約者に万一のことがあった場合に支払いがなくなる

約束された利息が手に入る

学資保険は積立しているだけで必ず所定の利息が手に入りますので、元本保証されていないNISAなどと比べると安全が高いです。

契約者に万一のことがあった場合に支払いがなくなる

保障面では、契約者に万一のことがあった場合には保険料の支払いがなくなり、後は満期まで待っておけば当初受け取れる予定だった金額をそのまま受け取れるのがメリットです。

学資保険のデメリット

1. 預けたお金に対する利息が低い
2. 亡くなってしまった時の保障が薄い

預けたお金に対する利息が低い

安全性が高い分、利息がかなり少ないです。流行りのNISAなどと比べてしまうと、期待値的にはだいぶ見劣りしてしまいます。

NISAは元本保証されていませんが、長期で持つことでリスクを抑えることができるのでお子様の大学資金の運用などであればNISAなどで運用した方が良いかもしれません。

亡くなってしまった時の保障が薄い

一般的な死亡保険であれば、亡くなったそのタイミングで纏まったお金が即時支給されますが、学資に関しては満期まで待たないといけない為、保障の面でも同じ保険と比べると弱いです。

学資保険は解約した方が良いか？

解約した方が良いかは返戻率を見よう

学資保険の場合には、加入した時点でいくら利息が貰えるか確定しています。

預けたお金に対し何%の利息を付けて返すかを「返戻率」と呼びますが、この数値が低ければ解約してしまっても良いでしょう。

どの学資保険も102%～110%の返戻率のものが多く、このくらいの返戻率であればほかの投資制度を使って運用した方がだいぶ期待値は高いです。

今現時点の解約金もチェック！

今解約した場合に、解約金がどのくらい返ってくるかもチェックしておきましょう。

学資保険であれば途中解約してもそこまでマイナスは大きくないですが、もし数十万以上のマイナスとなると、別制度に切り替えたとしても損失分を取り返すが難しいです。

保険会社のフリーダイヤルに問い合わせればすぐに教えてくれますので、一度確認してみましょう。

学資保険の代わりで人気の商品

変額保険

変額保険は死亡保障を持ちながら投資が出来る保険です。

万一のことがあった場合には約束された保険金を受け取れ、何もなければ預けたお金が投資に回ります。

お子様の学資となると、自分に万一のことがあった場合にはしっかりお金を残したいと考える親御様が多いかと思いますので、保障を持ちながらしっかり運用もしたい、といったニーズがある方にオススメです。

NISA

NISAは投資で増やした運用益が非課税になる制度です。

一般的に、NISAを使わずに投資をすると増えた利益に対して約20%の税金が掛かりますが、この税金部分を丸々利益に出来るのが最大の魅力です。

ただ死亡保障としては弱く、ご自身に万一のことがあった場合、その時点での資産額が死亡保障となるため、株が暴落しているとあまりお金が残せないことにもなってしまいますので注意が必要です。

まとめ

今回は「学資保険」について解説をしました。

この記事のまとめは下記の通りです。

1. 学資保険は決まった利息が貰えるローリスク・ローリターンの商品
2. 解約した方が良いかは返戻率と現時点の解約金を見よう！
3. 学資の代わりで人気があるのは「変額保険」と「NISA」

加入中の学資保険を見直すことで、将来受け取れる金額に大きく差が出ることもございます。

お子様の学費をなるべく少ない費用で積み立てるのが学資の一番の目的ですので、ご加入中の保険がどんなプランか早いうちに確認しておきましょう。

最後に株式会社人生設計では、「終活」、「保険」、「資産形成」の3つのサービスを柱として、専門資格を持ったプロによるご相談を行っています。

NISA、iDeCo、変額保険を使った資産形成のご相談は人生設計にお任せください。

また保険については、生命保険が14社、損害保険3社の取り扱いをしているため、新規加入や保険の見直しも承っているため活用してみてください。